杜の樹のリハビリテーションは、ご利用者の状態に合わせ、より適切なアプローチをします。例えば脳梗塞後遺症の症状に対してはボバース概念に基づくアプローチ、PNF、川平法などを適用していきます。また、痛みについては筋膜リリース、筋筋膜マッサージ、ストレッチング、Joint mobilizationなどで治療を行います。
脳梗塞の後遺症で右半身麻痺を患った方です。病院を退院後、すぐの利用となりました。
<デイサービス利用開始前の状況>
◉右手の麻痺は軽いものの頭上に挙げることが難しく、生活で右手は使われていませんでした。
◉歩行はT字杖を使用し、何とか歩かれていました。階段は一段づつ慎重に昇り降りされていました。
◉椅子からは立ち上がれていましたが、床から立つことは出来ませんでした。
<デイサービス利用開始16ヶ月>
◉改善したこと
①右手でドアノブを握り、ドアの開閉ができるようになった。
②両手で靴下を持ち、履くことができるようになった。
③右手で書字動作ができるようになった。
④杖を使わず、独歩で300mは歩けるようになった。
300mの歩行速度:10分以上 → 6分台で歩けるようになった。
買い物、外食に行けるようになる。
⑤床からスムーズに立ち上がれるようになった。
⑥階段を交互に昇降できるようになった。